定員6名の教室で起きる、個別指導の具体例

「少人数」と書いてあっても、実際の教室で何が起きるのかは外から見えにくいものです。日本執事アカデミーの本科は定員6名・最少催行3名。ここでは、その人数だからこそ成立する個別指導の中身を、授業の時間配分に沿って開きます。
90分コマのなかで講師が見る順番
1日は6時間、90分×4コマです。冒頭15分ほどで全員に共通の型を示し、残りはペアまたは一人ずつ実演に充てます。講師は部屋を一周しながら、足の開き、肩の高さ、声の届き方を短い言葉で直します。6名までなので、同じコマ内で全員に最低一度は手が入ります。大教室では後回しになりがちな「あと2センチ内側」といった微修正が、その場で終わるのが最大の差です。
個人カルテに残す観察メモ
毎回の終わりに、講師は受講生ごとの観察メモを残します。前回つまずいた動作、今日安定した点、次に試す条件を三行程度で記録し、次回の冒頭で本人に共有します。教科書全15冊の該当箇所も添え、自宅での再現ポイントを明確にします。評価表のような点数化ではなく、次の動作に直結するメモであることが目的です。
追いつきと先取りを同時に回す
理解の速度は人によって違います。早い受講生には、同じ場面に来客の人数や時間帯の条件を足して難度を上げます。時間が必要な受講生には、動作を二つに分割し、前半だけを繰り返します。最少催行3名を下回らない範囲でクラスが組まれるため、極端に手薄になることもありません。土日開催のため平日に自主練習した内容を、次の登校日にすぐ確認できるリズムも、個別最適化を支えています。
向いている人と、検討時の視点
細かい指摘をその場で受けたい方、自分の癖を言語化してほしい方には相性が良い環境です。逆に、講義を聞くだけで進めたい方には密度が高く感じられるかもしれません。見学や資料で「誰が・どのタイミングで・何を直すのか」を確認したうえで検討してください。教室の空気は、人数が少ないほど正直に表れます。
Q&A
このお知らせに関するよくある質問
Q.大人数の講座と何が違いますか?
実技の最中に講師が巡回し、立ち位置・視線・手元まで個別に修正できる点です。定員6名なので、同じコマ内で全員分の確認が回ります。
Q.自分の弱点だけ重点的に見てもらえますか?
はい。前回の振り返りメモを踏まえ、その日の課題を一人ずつ設定します。共通説明のあとに個人課題へ入る流れが基本です。
Q.遅れていると感じたときどうなりますか?
休憩前後の短い再演や、次コマ冒頭での再確認で追いつけるよう調整します。出席率80%以上を前提に、欠席分の補い方も個別に相談します。
